9.2.1 UETONE

1.
機能
トーンによる2次元等値線図のぬりわけをおこなう.
2.
呼び出し方法
CALL UETONE(Z,MX,NX,NY)
3.
パラメーターの説明
Z (R) MX×NYの2次元配列. 作画には NX×NYの部分を使う.
MX (I) 配列 Zの第1次元整合寸法.
NX (I) 作画に使う配列 Zの第1次元寸法.
NY (I) 作画に使う配列 Zの第2次元寸法.
4.
備考
(a)
X方向の格子点の座標が UWSGXA (11.2.1節参照)または UWSGXB (11.2.2節参照) によって設定されていない場合, SGQWNDでウインドウ情報を 取得し ウインドウのUXMIN, UXMAXNX-1等分するような 格子点を設定する.
(b)
Y方向の格子点の座標が UWSGYA (11.2.1節参照)または UWSGYB (11.2.2節参照) によって設定されていない場合, SGQWNDでウインドウ情報を 取得し ウインドウのUYMIN, UYMAXNY-1等分するような 格子点を設定する.
(c)
ぬりわけをおこなうレベルの値がUEGTLA, UEGTLB, UESTLVまたはUESTLNによって設定されていない場合, 次のようにぬりわけるレベル値とトーンパターンを設定する. UELGET/UELSET の管理する 内部変数'LTONE'.TRUE.のとき (以下, 特に断らない場合, 単に「内部変数」というのは UEpGET/UEpSETの管理する 内部変数のことをさす), 次のサブルーチンを内部で呼んで 約NLEV本のトーンレベルを設定する.
CALL UEGTLB(Z,MX,NX,NY,-REAL(NLEV))
NLEVは内部変数'NLEV'が参照する値である (初期値は12); 内部変数'LTONE'.FALSE.のとき, 内部変数'RLEV'が参照する値以下の領域を 内部変数'IPAT'が参照する値のトーンパターンでぬりわける ('RLEV', IPAT'の初期値はそれぞれ 0.0, 1201:右上がりの斜線). なお 'LTONE'の初期値は.FALSE.である.
(d)
GLpGET/GLpSETの管理する内部変数'LMISS'.TRUE.なら欠損値処理をおこなう. つまり欠損値のまわりの格子点はぬりわけない. (その際, 参照する欠損値は GLpGET/GLpSETの管理する 内部変数'RMISS'である. ) .FALSE.なら欠損値処理をおこなわない. くわしくは「MATH1」のマニュアル参照.
(e)
ぬりわけをおこなう前にすべての格子点値のチェックをおこなう. 次の2つの場合ぬりわけはおこなわずその旨メッセージが出力される. 2つの場合とは:
  • すべての格子点が欠損値のとき(missing field).
  • すべての格子点が同一な値のとき(constant field).