11.1 概要

UWPACK は2次元の格子点座標に関する情報を管理する サブルーチンパッケージである.



UWPACK には以下のサブルーチンおよび関数がある (以下のルーチン名で5文字目がXであるものはX軸に関するルーチンで, YであるものはY軸に関するルーチンである).

UWSGXA/UWSGYA  ... 座標値で格子点を設定する.
UWQGXA/UWQGYA  ...  格子点の座標値を参照する.
UWSGXB/UWSGYB  ... 最小値・最大値および格子数で格子点を設定する.
UWQGXB/UWQGYB  ... 格子点の最小値・最大値および格子数を参照する.
UWSGXZ/UWSGYZ  ... 格子点が定義されているかどうかを指定する.
UWQGXZ/UWQGYZ  ... 格子点が定義されているかどうかを調べる.
UWDFLT  ... 座標値が設定されていない時に等間隔格子 を設定する.

RUWGX/RUWGY  ... 格子点の座標値を参照する.
IUWGX/IUWGY  ... 格子点番号を参照する.
UWQGXI/UWQGYI  ... 格子点番号と位置を参照する.



これらは, UDPACK(第8章参照), UEPACK (第9章参照), UGPACK (第10章参照)の中で用いられており, 格子点に関する 情報を共有している. たとえば, 等高線図の描画(UDPACK)とトーンによる塗るわけ (UEPACK)を同じ格子点構造を持った配列に対して同時におこないたいとき, 格子点に関する情報をUWPACKによって最初に一度だけ設定すれば, UDPACKとUEPACKはその格子点情報をもとに作画をおこなう.



内部的には, UWBLKX, UWBLKY という名前の共通ブロックにおい て格子点情報が管理されている. ユーザーは同じ名前の外部手続き名・共通ブ ロック名を用いてはならない.