15.1.1 GRPH1

図形処理下位パッケージ GRPH1 は, 座標変換をしたり, 線分などの基本的な 図形を描画するパッケージです. このパッケージは, MATH1 と MISC1 のライ ブラリを使用しています.

GRPH1 は, 次のサブパッケージから構成されています.

通常, ユーザーが使うのは主として SGPACK と SLPACK のルーチン群で, その 他のパッケージを使わなければならない場合は少ないでしょう. しかし, 実際 の描画動作は SZPACK がおこないますから, 基本的には SZPACK だけでプログ ラムを書くことも可能です. SGPACK は各種パラメーター設定などのオーバー ヘッドにかなりの時間が使われる場合がありますから, SZPACK を使えばその 分だけ高速化できるはずです.

なお, これらのパッケージのうちで, 機種依存部分を含むのは SWPACK だけで す.